胃がんの症状 7つのサイン
胃がんは初期段階ではほとんど症状がありません。そのため、定期的な検査が非常に重要です。しかし、進行するとさまざまな症状が現れることがあります。
胃の痛み・不快感・違和感がある
腫瘍(胃がん)が小さいうちは症状は出ませんが、徐々に大きくなると、胃に痛みや不快感、違和感を感じることがあります。
胸やけ・胃もたれが起こる
腫瘍が大きくなるにつれて胃の動きが悪くなり、食べ物が長時間胃にとどまることで、胃酸が逆流して胸やけや胃もたれが起こることがあります。
吐き気・嘔吐してしまう
胃の出口近くに腫瘍ができて大きくなると、十二指腸への食べ物の通りが悪くなります。この結果、食べ物が胃に溜まり、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。
食事がつかえる感じがある
胃の入口付近に腫瘍ができて大きくなると、食道と胃の境目が狭くなり、食べ物が通過しにくくなります。そのため、食べ物や飲み物が胸につかえる感覚が生じることがあります。
吐血・黒い便が続く
進行した胃がんでは、腫瘍からの出血が起こることがあります。大量に出血した場合は吐血が見られ、少量の出血が続いた場合には、胃酸によって血液が黒くなり、黒い便が出ることがあります。
貧血や倦怠感がある
胃がんが進行すると、慢性的な出血によって貧血が生じることがあります。これにより、倦怠感や疲労感、ふらつきなどの症状が現れることがあります。
体重減少や食欲不振
胃がんが進行することで、消化器系に影響が出て、体重減少や食欲不振が見られるようになります。
良性疾患との類似点
胃の痛み、不快感、胃もたれ、吐き気・嘔吐などの症状は、胃炎や胃潰瘍といった良性の疾患でもよく見られるものです。これらの症状が気になる場合は、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を受けて確認することをお勧めします。